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黙り込むのは「集中力がない」からではありません
長野市北堀の楽音ピアノ教室 小林玲子です。
ピアノ教室あるあるです。
過去にも小さい生徒さんで「気分が乗らないと黙り込んでしまう」タイプのお子さんがいらっしゃいました。
うつむいたまま顔を上げず、何もしゃべらなくなるので、不安になりますね。
ですがご安心ください。
これは「できないから」ではなく、その子の心理的な特徴が表れているだけなのです。
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過去の生徒さんの例
ある生徒さんは、ピアノを弾けないわけではなく、むしろよく聴けていて理解もできていました。ただ、「自分がやりたくない」と思う課題に出会うと、途端に顔を上げなくなり黙り込んでしまうことがありました。
ところが、フープやベルといった体を動かす活動になると一気に笑顔になり、生き生きと取り組めるのです。
これは「集中できない」のではなく、感覚を使った学び方が得意で、やらされるよりも選びたい気持ちが強いという心理の現れでした。
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こうしたときの工夫
当教室では過去の経験から、次のような工夫をしています。
• 小さな選択肢を渡す
「どっちから弾く?」「強い音と優しい音、どっちがいい?」と問いかけ、子どもに主導権を感じてもらう。
• すぐに成功体験を作る
一音だけでも「先生と同じにできた!」と褒めてあげることで自信を回復させる。
• 遊びからピアノへつなげる
ベルで鳴らした音をピアノで探す、フープの中の鍵盤だけを弾く…といった「遊び→ピアノ」の流れを作る。
• できる力を言葉で承認する
「今よく聴けていたね」「やさしい音だったね」と、感性や観察力を認める声かけをする。
• 短いリズムで進める
遊び・ピアノ・体を動かすをテンポよく切り替えることで集中を維持する。
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保護者の方へのメッセージ
「しゃべらない」=「問題」ではありません。
これはむしろ自分の気持ちを正直に表現できている証拠です。安心できる環境だからこそ、子どもは黙って気持ちを表せるのです。
過去に黙り込んでいた生徒さんたちも、工夫を重ねるうちに少しずつ自分の気持ちを表現できるようになり、ピアノへの取り組み方も前向きに変わっていきました。
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楽音ピアノ教室の想い
長野市北堀の楽音ピアノ教室では、ただピアノを弾けるようにするだけでなく、
• 自己肯定感を育てる
• 子どもの「できた!」を大切にする
• 一人ひとりの個性に合った学び方を見つける
ことを大事にしています。
もし「うちの子、人前で黙ってしまうけど大丈夫?」と不安な方がいらしたら、どうぞ安心して体験レッスンにお越しください。
お子さまの個性を活かしながら、楽しく音楽に触れる時間を一緒に作ってまいります。
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長野市北堀 楽音ピアノ教室
講師:小林玲子
「できない」を「できる」に変える。自己肯定感を育むピアノ教室です。